銀河は家に帰って朝食を食べながら星吾の事を見てみたが、星吾は特別変わった様子もなく
しっかりと朝食を食べていた。
銀河は自分の意思をはっきりと星吾に伝えたかったのと、星吾の気持ちが知りたかった事もあり
星吾を外に遊びに誘ってみる事にした。
幸い今日は土曜日。時間はたっぷりある。
「な、なぁ星吾。これから俺とどっか遊びに行かないか?」
「いいですね☆じゃあどこに行きましょうか?」
「そうだなぁ・・・・・まずはゲーセンなんてどうだ?」
「ゲーセン?・・・あぁ、ゲームセンターですね。興味はあったんですけど父さんががそういうのはダメだって言って止められてて・・・でも、せっかく銀河さんが誘ってくれたんだから今日ぐらい、いいですよね♪」
「だな☆行こうぜ!!」
銀河と星吾はゲームセンターに向かった。
ゲームセンターではレースゲームをしたり音楽ゲームをしたりQMAをしたりwなど色々な事をして遊んだ。
「銀河さんってゲームお上手なんですねぇ☆」
目をキラキラさせながら尊敬のまなざしを向ける星吾。
「そ、そんな事ねぇよ///」
銀河は照れながら、しかし嬉しそうに言う。
「ぁ、これ可愛いなぁ。」
星吾が見つけたのはクレーンゲームの中に入っているクマのぬいぐるみ。
明らかに欲しそうな感じの星吾に銀河は人肌脱ぐ事にした。
「じゃあ、俺がとってやるぜ。」
「本当ですか!?ぁ、でもこれ難しいんじゃ・・・・」
「任せとけって。絶対取ってやるからさ☆」
そう言うと銀河は慣れた手つきでクレーンを動かし始める。
すると絶妙のタイミングでクマのぬいぐるみをつかみあっという間にぬいぐるいは穴に落ちた。
「ほらよっ☆」
「わぁ、ありがとうございます♪僕この人形一生大事にします!!」
星吾の本当に嬉しそうな表情を見た銀河は嬉しくもあり同時に胸の当たりが締め付けられる感じがした。
(俺は、星吾が好きだ。この想いは本物だ。でも、星吾は俺の事をどう思ってるんだ?友達?それとも・・・・・こんな中途半端なままじゃダメだ。星吾の気持ちが知りたい。)
「星吾、この後公園行かないか?そこでジュースでも飲みながら休憩しようぜ。」
「わかりました。じゃあ、公園に行きましょうか。」
(公園で俺は自分の気持ちを伝えて星吾の気持ちを聞く。本当は俺の事をどう思ってるのかが怖い。でも、星吾の気持ちが知りたいんだ。)
銀河はそんな想いを秘め公園へ向かうのであった。
「じゃあ、ちょっとジュース買ってくるからここで待っててくれないか?飲み物はコーラでいいだろ?」
「はい分かりました。あ、お金出しますからちょっと待っててください・・・。」
「いいってそれくらい。俺が今日は奢るからさ。」
「でも・・・。」
「気にすんなって。じゃあちょっと待ってろよ!!」
銀河はそう星吾に言って、自動販売機に走って行った。
「星吾の本当の気持ちかぁ・・・。」
銀河は自動販売機の前でまたも一人で悩んでいた。
理由はもちろん星吾の事だ。
「確かに星吾の気持ちも知りたいだよ・・・。でもなぁ・・・。」
もし嫌と言われたらどうしよう・・・。
その事だけが銀河の頭の中から離れなかった。
そうしてしばらく自動販売機の前で銀河が悩んでいると、相当時間が経っていたようで、手に持っていたコーラが少し暖かくなっていた。
「ヤベッ!!星吾待たせてるんだった!!」
銀河は我に返り、急いで星吾の所へ向かった。
「星吾〜おまたせ〜。ゴメン遅くなって。」
「いえいえ気にしなくていいですよ。また何処かへ消えてしまったのではないかと心配しましたけど。」
「その事はもういいだろ〜。ほらコーラ。」
「ありがとうございます。」
2人はそのあとしばらく無言でコーラを飲んでいた・・・・。
(あ〜何でこういう時に限って話題が思いつかないんだよぉぉぉ!!)
あまりに長すぎる沈黙に銀河は我慢の限界だった。
そして何より星吾の本当の気持ちが聞きたくて仕方がなかった。
銀河はついに意を決して星吾のほうを向いた。
「星吾!!あのなッ・・・。」
「は、はいッ!!どうしたんですか?」
銀河が突然こちらを向いて話し出したので、星吾まで大きな声を出してしまった。
「あのな・・・。これから聞く話をよく聞いていてほしいんだ・・・。」
「銀河さん・・・?」
「大事な話だからちゃんと聞いてほしいんだ・・・頼む。」
「・・・・。」
銀河がこれから何を話そうとしたのかわかったのか、星吾はしばらく考えたあと頷いた。
「わかりました。話聞かせてください・・・。」銀河の心臓は破裂寸前と言っていいほど程ドキドキしていた。
「話ってのはだなぁ・・・・・・・・その、お前は俺の事どう思ってるのかなぁって思って。」
「僕が、銀河さんの事を?もちろん大切な親友に決まってるじゃないですか。」
「それだけか?」
「ぇ?」
「それだけなのか?俺はッ・・・・・・・俺は星吾の事が好きだ!!もちろん親友としても、その・・・恋愛的な感情でも大好きだ///」
「ぎ、銀河さん!?それって今日の朝した事とも関係あるんですか?」
「ッ、そ、そうだよ。あれはお前の事が好きだったからシタんだ。」
「あ・・・・・・・///」
お互い、今朝の事を思い出して、二人は真っ赤になる。
「俺は、お前が大好きだ。誰よりもお前の事を大切にするし、守ってみせる。これが、俺の正直な気持ちなんだけど、お前は俺の事どう思う?・・・その、恋愛的な意味で///」
「ぼ、僕も銀河さんは優しくしてくれるし大好きです。それに・・・・・・・」
「それに?」
「朝にされたキス。。。イヤじゃなかったです。むうしろ嬉しかったです///」
「そ、それって。」
「んと、何て言ったらいいのかわからないですけど、末永くよろしくお願いします。」
「星吾ぉぉぉぉぉぉ!!」
星吾に抱きつく銀河。
「うわわわわ、何ですか!?」
「俺、嬉しいよ。一生大切にするからな♪・・・ま、まずは手とか繋いでみる?」
「ハイ☆」
繋いだ星吾の手は暖かかった。
二人は幸せな気持ちに満ちたりていた。
「明日は日曜日だし、どっかデート行くか☆どこ行きたい?」
「僕、今見たい映画があるんですよ。一緒に行ってくれますか?」
「わかった。じゃあ、また明日、この公園集合でいいな?」
「ハイ。楽しみにしています。では、また明日。」
二人は公園で別れて、家に帰る事にした。
銀河は家に帰っても上機嫌のままだった。
「明日は星吾とのデート☆たくさん楽しませてやらないとな。えっと、財布と携帯と・・・・・・」
銀河は準備を遅くまでして、ベットでウキウキしながら眠りについた。
一方星吾も・・・・・・・・
「今日は緊張したなぁ。でも、銀河さんに嬉しい事たくさん言ってもらえた。明日は映画、楽しみだなぁ☆」
今日起こった事をちょっぴり照れながらも、眠りについた。
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genre : 小説・文学